研究分野の概要
薬用植物は生薬や医薬品のみならず、麻薬原料からサプリメントまで幅広く利用されていますが、その一方で資源の枯渇も心配されています。このような薬用植物のさらなる利用と安定的な供給を図るため、基原植物の化学成分による品質評価の他、植物形態学と遺伝子解析の面から再検討し、生育習性を明らかにすることで栽培化、国産化に寄与しうる研究を行っています。
主な研究テーマ
1)生薬の基原植物に関する研究
a)薬用植物の種子における発芽条件の解明
ヒロハセネガ、トウキおよびコウホネの種子内の充実度を推定し、発芽に及ぼす温度や光との関係性を明らかにすることで、発芽率や発芽勢がよい優良な種子を選別、休眠や胚の発達状態を見極める技術の確立を目指しています。このことにより、初期の育苗時における作業性の効率化を実現することができ、生薬の国産化及び品質向上や農業生産者の労力軽減に寄与できると考えられます。
b)菊花(キクカ)の基原植物シマカンギクの系統保存と品質評価
生薬「菊花」の基原植物であるシマカンギクの野生種を系統ごとに生息域外保全するとともに、それらの形態学的特徴、生育習性の差異を詳細に調査し、ルテオリンやアピゲニンといったフラボノイド類を指標とした品質評価を行うことで、地域ごとの栽培に適した系統の選抜や生薬部位の収穫に向けてより効率的な栽培法の開発に取り組んでいます。
c)朮(ジュツ)類生薬の分子同定法の開発
朮類生薬の基原植物(オケラ,ホソバオケラなど)について、これまでに葉緑体DNAや核のITS領域を用いて雑種の存在が明らかになっています。しかし、雑種の鑑別には母性遺伝の葉緑体DNAだけでは不十分であり、ITS領域は構造の特殊性から、複雑な問題が生じることもあります。本研究では各種オケラ属植物やこれらの交配試験により得た雑種植物を試験材料として、核の単一コピー遺伝子を用いる鑑別法と塩基配列情報と合わせ、オケラ属植物と雑種が鑑別できるマーカーの開発を目指しています。
d)麦門冬(バクモンドウ)の基原植物ジャノヒゲの根の肥大メカニズムの解明
系統選抜されたジャノヒゲを用いて、栽培時における気温、土壌、潅水、施肥など栽培条件をつぶさに検討することで、これまで未解明であった本種の根の肥大メカニズムを明らかにし、生薬「麦門冬」の国内生産に寄与しうる栽培法の確立を目指しています。
2) 薬用植物の普及と生薬の国産化に対する技術支援
学外研究機関との共同研究等
1) 「薬用植物種苗供給の実装化を指向した開発研究」(日本医療研究開発機構(AMED)の「創薬基盤推進研究事業」における医薬基盤・ 健康・栄養研究所薬用植物資源研究センター、北里大学薬学部生薬学教室との共同研究)
2) サテライト型モデル実験園の開設と薬用植物の普及事業(相模原市との共同研究)
教室員
- 園長・教授小林 義典
- 准教授古平 栄一
- 助教石川 寛
主な研究業績
平成30年度・令和元年度研究業績
1. 論文発表
一木(植原)珠樹,長岡(中薗)栄子,山口真輝,大橋美保,古平栄一,小島正明,五十嵐元子,花田 薫,菱田敦之,藤川貴史 NGS解析および生物検定を用いたジオウ類に感染する植物ウイルスの探索 日本植物病理学会報 84(3) :151-157 2018.08
古平栄一.シリーズ「海外の植物園」エドゥアール・マリー・ヘッケル植物園 日本植物園協会誌 53 :109-115 2018.12
Hori K, Zhou X-L, Shao W, Yan Y-H, Ebihara A, Wang R-X, Ishikawa H, Watano Y, Murakami N. Hybridization of the Dryopteris erythrosora complex (Dryopteridaceae, Polypodiidae) in Japan and adjacent areas Hikobia 17(4):299–313 2018.12
Kitahiro Y, Ikeda H, Im H-T, Kodaira E, Shibano M. Phytochemical characterization of Rosa multiflora Thunb. (Rosaceae) in Japan and South Korea, with a focus on the bioactive flavonol glycoside 'multiflorin A'. Journal of Natural Medicine 73(3):555-565 2019.06
石川寛,熊谷琢磨,四国西予ジオパーク推進協議会,古平栄一,小林義典 愛媛県西予市野村地域におけるシダ植物フロラ調査についての報告 日本植物園協会誌 54 in press 2019
2. 学会発表の演題
佐藤豊三,古平栄一,高橋好範,利根川千枝,本澤克幸,五十嵐元子,飯田 修,菱田敦之,川原信夫,廣岡裕吏,一木(植原)珠樹 国内の薬用植物から分離された植物病原菌類 2018.05.28 日本菌学会第62回大会 長野 日本菌学会
佐藤豊三,高橋好範,小林 甫,米田健一,五十嵐元子,飯田 修,菱田敦之,利根川千枝,本澤克幸,廣岡裕吏,古平栄一,川原信夫,一木(植原)珠樹 日本産薬用作物の6品目より分離された植物病原菌類 2018.06.14 日本微生物資源学会第25回大会 茨城 日本微生物資源学会
尾崎和男,古平栄一,松岡史郎,芝野真喜雄 ジャノヒゲの育種栽培研究(その1)選抜個体の形状ならびに膨大部の形成に及ぼす温度の影響 2018.09.16 日本生薬学会第65回年会 広島 日本生薬学会
野崎香樹,芝野真喜雄,古平栄一,小島正明,松岡史郎 筒栽培における地温がムラサキの生育およびシコニン誘導体含量に及ぼす影響 2018.09.16 日本生薬学会第65回年会 広島 日本生薬学会
菱田敦之,甲村浩之,横井直人,諸橋修一,田村隆幸,由井秀紀,安永 真,白石 豊,矢野孝喜,古平栄一,野下俊朗,五十嵐元子,渕野裕之,安食菜穂子,林 茂樹,川原信夫,大潟直樹,川嶋浩樹 薬用植物の栽培適性の解明と持続的生産技術の開発(3)本州以南におけるミシマサイコの生育と品質 2018.09.16 日本生薬学会第65回年会 広島 日本生薬学会
甲村浩之,菱田敦之,横井直人,諸橋修一,田村隆幸,由井秀紀,安永 真,白石 豊,矢野孝喜,古平栄一,野下俊朗,五十嵐元子,渕野裕之,安食菜穂子,林 茂樹,川原信夫,大潟直樹,川嶋浩樹 薬用植物の栽培適性の解明と持続的生産技術の開発(2)本州以南におけるトウキの生育と品質 201809.16 日本生薬学会第65回年会 広島 日本生薬学会
古平栄一 エドゥアール・マリー・ヘッケル植物園内の薬用植物園 2018.12.08 薬用植物栽培研究会第1回研究総会 神奈川 薬用植物栽培研究会
一木(植原)珠樹,古平栄一,佐藤豊三,花田 薫 薬用植物に感染するウイルスの探索(1)ジオウ,オタネニンジン,Scopolia属の植物 2018.12.08 薬用植物栽培研究会第1回研究総会 神奈川 薬用植物栽培研究会
石川 寛,山下裕翔,白畑辰弥,古平栄一,小林義典,福田達男 チョウセンゴミシのフェノロジー(季節的消長)2019.03.23 日本薬学会第139年会 千葉 日本薬学会
石川 寛,熊谷琢磨,四国西予ジオパーク推進協議会,古平栄一,小林義典 西予市野村地域のジオサイトにおけるシダ植物調査 2019.05.24 日本植物園協会第54回大会 仙台 日本植物園協会
久原泰雅,斎藤達也,中田政司,福田達男,照井進介,藤井聖子,勝木俊雄,古平栄一 特定外来生物オオキンケイギクの同定に関する問題と課題 2019.05.24 日本植物園協会第54回大会 仙台 日本植物園協会
三澤知央,佐藤豊三,古平栄一,廣岡裕吏,一木(植原)珠樹 国内の薬用植物から分離されたRhizoctonia属菌 2019.05.25 日本菌学会第63回大会 秋田 日本菌学会
古平栄一,前島雄一,石川 寛,小林義典,福田達男 テンナンショウの基原植物3種における形態及びフェノロジー(季節的消長)の比較 2019.09.23 日本生薬学会第66回年会 東京 日本生薬学会
石川 寛,大西歩里,古平栄一,小林義典,福田達男 テンナンショウの基原植物3種における葉面積と塊茎の肥大について 2019.09.23 日本生薬学会第66回年会 東京 日本生薬学会
古平栄一,尾崎和男,石川 寛,芝野真喜雄 ジャノヒゲの育種栽培研究(その2)根の膨大部形成に必要な低温要求量の検討 2019.11.23 薬用植物栽培研究会第2回研究総会 高知 薬用植物栽培研究会
北添達樹,白畑辰弥,古平栄一,小田口浩,渕野裕之,吉松嘉代,川原信夫,小林義典 フロー式加水分解法を用いたtenuifolinの迅速分析法の開発 2020.03 日本薬学会第140年会 京都 日本薬学会
松山秦,坂田剛,岡義尭,鈴木拓也,安元剛,古平栄一,中野隆志,関川清広,石田厚 葉の経済スペクトラムに関連したルビスコ基質特異性の種間差 2020.03 第67回日本生態学会大会 名古屋 日本生態学会
平成28年度・29年度研究業績
1. 論文発表
福田達男,白畑辰弥,石川寛,小林義典
サジオモダカAlisma orientaleの栽培に関する研究(第2報) 高温期における播種・育苗と定植後の生育特性と塊茎肥大 生薬学雑誌72(1),1-7(2018)
福田達男,渡辺信,河野徳昭,白畑辰弥,石川寛,熊谷健夫,菱田敦之,小林義典,川原信夫
サジオモダカAlisma orientaleの栽培に関する研究(第3報) 西表島における水田栽培について 生薬学雑誌72(1),8-14(2018)
2. 学会発表の演題
福田達男
朮類生薬の基原植物であるオケラ属植物の分類学的検討と系統保存について:公益社団法人 日本植物園協会 平成28年度第1回技術者講習会
石川寛
オケラ属植物の遺伝子解析について:公益社団法人 日本植物園協会 平成28年度第1回技術者講習会
福田達男,石川寛,小林義典
テンナンショウの基原植物とその増殖について』:日本生薬学会第63回年会,講演要旨集p.216(2016)
白畑辰弥,寺田拓人,吉松嘉代,渕野裕之,河野徳昭,乾貴幸,田村幸吉,福田達男,川原信夫,小林義典
1H-NMRメタボリックプロファイリングを利用した甘草における品質評価標準化プロットの作成:日本生薬学会第63回年会,講演要旨集p.238(2016)
福田達男,林田竜弥,平山武宏,白畑辰弥,及川哲郎,花輪壽彦,小田口浩,寶示戸雅之,成田佳彦,小林義典
1H-NMRメタボリックプロファイリングによるケイガイの部位別網羅的分析:日本生薬学会第63回年会,講演要旨集p.239(2016)
福田達男,平山武宏,林田竜弥,白畑辰弥,及川哲郎,花輪壽彦,小田口浩,寶示戸雅之,成田佳彦,小林義典
シソ類の1H-NMRメタボリックプロファイリングによる網羅的分析:日本生薬学会第63回年会,講演要旨集p.240(2016)
福田達男,阿部愛美,石川寛,小林義典
テンナンショウ(天南星)の基原植物のフェノロジーについて:日本薬学会第137年会,26PA-am001.(2017)
山本亜優,石川寛,福田達男
ビャクジュツの基原植物オケラの野生集団におけるITS領域の遺伝子型解析:日本薬学会137年会,26PA-am012.(2017)
松岡瑞希,宗田杏樹,白畑辰弥,竹元裕明,福田達男,及川哲郎,小田口浩,花輪壽彦,小林義典
ゴシュユのメタボリックプロファイリング;1H-NMR及びGC/LCの比較:日本生薬学会第64回年会,講演要旨集p.194(2017)
白畑辰弥,宗田杏樹,松岡瑞希,竹元裕明,福田達男,田原文彦.山下暢以知,鋸谷茂,及川哲郎,小田口浩,花輪壽彦,小林義典
福井県高浜町ゴシュユの化学的品質評価:日本生薬学会第64回年会,講演要旨集p.193(2017)
石川寛,山本亜優,福田達男
白朮の基原植物オケラの核DNAによるタイプ分け:日本薬学会138年会,27PA-am162.(2018)
平成26年度・27年度研究業績
1. 論文発表
Eriko Fukuda, Yoshihiro Uesawa, Masaki Baba, Ryuichiro Suzuki, Tatsuo Fukuda, Yoshiaki Shirataki and Yoshihito Okada, Identification of the Country of Growth of Sophora flavescens using Direct Analysis in Real Time Mass Spectrometry(DART-MS), Natural Product Communications, 11(9),1591-1594(2014)
福田 達男,園芸植物中毒チョウセンアサガオ属植物,中毒研究 27(1),10-17,2014
2. 学会発表の演題
福田達男,白畑辰弥,多賀結,水口雄策,渡辺信,熊谷健夫,河野徳昭,菱田敦之,川原信夫,小林義典
タクシャ及びAlisma属植物塊茎の1H-NMRによるメタボリックプロファイリングによる品質評価:日本生薬学会第61回年会(福岡) 2P-76(2014)
福田達男,白畑辰弥,多賀結,水口雄策,小西貴弘,竹元裕明,荒金眞佐子,及川哲郎,花輪壽彦,小林義典
朮類生薬の1H-NMRによるメタボリックプロファイリングによる鑑別方法の検討:日本生薬学会第61回年会(福岡) 2P-77(2014)
福田達男,石川寛,荒金眞佐子,河野徳昭,熊谷健夫,菱田敦之,渡辺信,川原信夫
サジオモダカの栽培に関する研究(第3報)西表島における短日条件下での栽培について:日本生薬学会第61回年会(福岡) 2P-78(2014)
福田達男,長野祐哉,石川寛
ジャノヒゲ(広義)の選抜個体と麦門冬の形態について:日本薬学会第135年会(神戸) 27PB-am127(2015)
石川寛,福田達男,小林義典,寶示戸雅之,小野泰,小路晶子,及川哲郎
生薬キクカの基原植物シマカンギクの試作栽培:日本薬学会第135年会(神戸) 27PB-am125(2015)
宗田杏樹,白畑辰弥,福田達男,及川哲郎,花輪壽彦,小林義典
ゴシュユ抽出物中のevodiamine光学純度の測定及び1H-NMRメタボリックプロファイリング:日本生薬学会第62回年会(岐阜) 2P-12(2015)
福田達男,石川寛,荒金眞佐子,河野徳昭,熊谷健夫,菱田敦之,渡辺信,川原信夫
サジオモダカの栽培に関する研究(第4報)西表島における水田栽培について:日本生薬学会第62回年会(岐阜) 2P-27(2015)
宗田杏樹,白畑辰弥,福田達男,竹元裕明,及川哲郎,花輪壽彦,小林義典
ゴシュユ抽出物中のevodiamine光学純度の測定及び1H-NMRメタボリックプロファイリング(第2報):日本薬学会第136年会(横浜) 28AB-pm137S(2016)
平成24年度・25年度研究業績
1. 論文発表
Ryuichi Suzuki, Yuriko Ikeda, Akari Yamamoto, Toyoe Saima, Tatsuya Fujita, Tatsuo Fukuda, Eriko Fukuda,Masashi Baba, Yoshihito Okada, Yoshiaki Shirataki. Classification using NMR-based Metabolomics of Sophora flavescens Grown in Japan and China. Natural Product Communication 7(11)1453-1455(2012).
Ryuichi Suzuki, Yuka Hasuike, Moeka Hirabayashi, Tatsuo Fukuda, Yoshihito Okada, Yoshiaki Shirataki. Identification of a Xanthine Oxidase-inhibitory Component from Spphora flavescens using NMR-based Metabolomics. Natural Product Communication 8(10)1409-1412(2013).
福田達男,秋山好則.栃木県塩屋町のザゼンソウ群落と生育環境について.栃木県立博物館研究紀要-自然-(30)1-8(2013.3)
2. 学会発表の演題
福田達男1,大河内優1,石川 寛1,荒金眞佐子2(1北里大学薬学部,2東京都健康安全研究センター)
苦参の基原植物クララの根茎に見られる3型について:日本生薬学会第59回年会(千葉) 1P-38 2012年9月17日
石川 寛1,小澤俊貴1,福田達男1,荒金眞佐子2(1北里大学薬学部,2東京都健康安全研究センター)
オケラ属雑種植物のITS領域塩基配列(第2報):日本生薬学会第59回年会(千葉) 2P-87 2012年9月18日
石川 寛1,大橋晴奈1,荒金眞佐子2,福田達男1(1北里大学薬学部,2東京都健康安全研究センター)
オケラ属植物の葉緑体DNA非コード領域の塩基配列の解析:日本薬学会第133年会(横浜) 29pmA-354 2013年3月29日
福田達男,清水聖子,石川 寛(北里大学薬学部)
チョウセンゴミシの開花と果実形成について:日本薬学会第133年会(横浜) 29pmA-412 2013年3月29日
福田達男,清水聖子,長野祐哉,石川 寛(北里大学薬学部)
根茎の形態が異なるジャノヒゲ(広義)に見られる根の膨大部の形態について:日本生薬学会第60回年会(北海道) 2P-40 2013年9月8日
鈴木龍一郎1,蓮池由夏1,平林萌花1,福田達男2,岡田嘉仁3,白瀧義明1(1城西大学薬学部2北里大学薬学部,3明治薬科大学)
1H-NMRメタボロミクスによる苦参のxanthine oxidase阻害活性成分の探索:日本生薬学会第60回年会(北海道) 2P-05 2013年9月8日
高野昭人1,佐々木慎哉1,甲斐智洋1,中野深央1,福田達男2,篠崎淳一1,中根孝久1,増田和夫1(1昭和薬科大学,2北里大学薬学部)
国上山に自生するキクバオウレンの調査(1)-生育環境と形態-:日本生薬学会第60回年会(北海道) 2P-79 2013年9月8日
鈴木龍一郎1,白瀧義明1,岡田嘉仁2,福田達男3,(1城西大学薬学部,2明治薬科大学,3北里大学薬学部)
1H-NMRメタボロミクスによるクララの産地比較:第42回生薬分析シンポジウム 2013年11月29日
福田達男1,石川 寛1,河野徳昭2,熊谷健夫2,渡辺信3(1北里大学薬学部,2医薬基盤研究所薬用植物資源研究センター筑波研究部,3琉球大学熱帯生物圏研究センター西表研究施設)
サジオモダカの栽培に関する研究(第2報)播種と育苗について:日本薬学会第134年会(熊本) 29pmS-005 2014年3月29日
石川 寛,榎本かほり,福田達男(北里大学薬学部)
天南生基原植物の葉緑体DNA非コード領域の解析:日本薬学会第134年会(熊本) 29pmS-017 2014年3月29日
平成23年度研究業績
学会発表-一般講演
石川 寛1,工藤輝久1,高田優美子1,星野あずさ1,福田達男1,荒金眞佐子2(1北里大学薬学部,2東京都健康安全研究センター)
ITS領域による朮類生薬基原植物の系統解析:日本生薬学会第58回年会(東京)2011年9月24日.
福田達男1,石川 寛1,荒金眞佐子2(1北里大学薬学部,2東京都健康安全研究センター)
麦門冬の基原植物ジャノヒゲ(広義)の3タイプの根茎と生育型について:日本生薬学会第58回年会(東京)2011年9月25日.
福田達男1,石川 寛1,荒金眞佐子2,高野昭人3(1北里大学薬学部,2東京都健康安全研究センター,3昭和薬科大学) 天南星の基原植物の形態と生育特性について:日本薬学会第132回年会(札幌)2012年3月30日.
石川 寛1,尾本香織1,荒金眞佐子2,福田達男1,(1北里大学薬学部,2東京都健康安全研究センター)
オケラ属雑種植物のITS領域の塩基配列:日本薬学会第132回年会(札幌)2012年3月30日.
平成22年度研究業績
熊谷健夫1,柴田敏郎2,澤井清道2,福田達男3,酒井英二4,磯田進5,妹帯正樹6,川原信夫1(1医薬基盤研・薬植セ・筑波,2医薬基盤研・薬植セ・北海道,3北里大薬,4岐阜薬大,5昭和大薬,6道立衛研)
シシウドの栽培に関する研究-採種地の異なる野生系統の生育,収量および成分含量:日本生薬学会第57回年会(徳島)2010年9月25日.
福田達男1,石川 寛1,荒金眞佐子2(1北里大学薬学部,2東京都健康安全研究センター)
中国のさく葉標本から得られたオケラAtractylodes属植物の新たな知見:日本生薬学会第57回年会(徳島)2010年9月25日.
池田由里子1,山本明佳里1,上田純也1,田村雅史1,白瀧義明1,張昌浩2,福田達男3(1城西大学薬学部,2延辺大学薬学院,3北里大学薬学部)
クララに含まれるフラボノイド成分のHPLCプロファイル比較:日本生薬学会第57回年会(徳島)2010年9月25日.
高田優美子1,石川 寛1,福田達男1,荒金眞佐子2(1北里大学薬学部,2東京都健康安全研究センター)
オケラのITS領域に見られる種内変異:日本生薬学会第57回年会(徳島)2010年9月26日.
福田達男1,石川 寛1,荒金眞佐子2(1北里大学薬学部,2東京都健康安全研究センター)
麦門冬の基原植物ジャノヒゲ(広義)の根茎の形態について:日本薬学会第131回年会(静岡)2011年3月31日.
高田優美子1,石川 寛1,荒金眞佐子2,福田達男1(1北里大学薬学部,2東京都健康安全研究センター)
オケラの個体内に見られる複数のITS塩基配列:日本薬学会第131回年会(静岡)2011年3月31日.
米田浩美1,本橋慶一2,小林享夫1,福田達男3,夏秋啓子1(1東京農業大学国際食糧情報学部,2東京農業大学地域環境学部,3北里大学薬学部)
鎌形分生胞子を持つColletotrichum属菌によるイチハツ炭疽病(新称):平成23年度日本植物病理学会大会(東京)2011年3月27日.
平成21年度研究業績
学術論文-紀要
福田達男 『中国の標本庫に所蔵されるオケラAtractylodes属植物のさく葉標本と国内で自生または栽培されているオケラ属植物から得られた新たな知見について』
北里大学薬学部附属薬用植物園紀要8号:4-26 2010.2
学会発表-一般講演
福田達男,石川 寛,小林義典,石井邦雄,北川重美 『オケラ属植物の花生態と交雑試験について』
日本生薬学会第56回年会(京都) 2009.10.4
日本生薬学会第56回年会講演要旨集 p.245 2009.10
石川 寛,福田達男,小林義典,石井邦雄,北川重美 『核遺伝子から見たクララの種内変異』
日本薬学会第130年会(岡山) 日本薬学会 2010.3.29
その他-公開講座
石川 寛 『生薬マオウとその基原植物について』
第11回薬用植物シンポジウム-植物から創られた薬-
講演と薬用植物園の見学会
北里大学L3号館,薬用植物園(相模原) 2009.5.30
福田達男 『植物が作る薬の話』
高大連携 神奈川県立相模原高等学校「総合的な学習の時間」教養講座
北里大学相模原キャンパス 2008.8.24
福田達男 『漢方薬と民間薬,ケシとその仲間たち』
あじさい(高齢者)大学
あじさい会館講習室(相模原市) 主催:相模原市 2009.11.20,27
福田達男 漢方薬と民間薬
明治薬科大学市民大学講座 明治薬科大学清瀬キャンパス
主催:明治薬科大学地域貢献委員会 2009.11315
平成20年度研究業績
学術論文-学会誌
荒金眞佐子,中嶋順一,福田達男,吉澤政夫,鈴木幸子,北川重美,安田一郎 乱用薬物ハルマラの鑑定とPeganum harmala中のharmaline及びharmine含量 生薬学雑誌 62(2):35-42 2008.
学会発表-一般講演
石川 寛,福田達男,小林義典,伊藤智夫,鈴木幸子,北川重美
『日本産および中国産クララの地下茎に見られる生態的2型』
日本生薬学会第55回年会(長崎) 日本生薬学会 2008.9.19
日本生薬学会第55回年会講演要旨集 p.143 2008.9
石川 寛,福田達男,石井邦雄,北川重美 『クララの地下茎に見られる二型について』
日本植物分類学会第8回大会(仙台) 日本植物分類学会 2009.3.13
日本植物分類学会講演要旨集 p.93 2009.3
福田達男,石川 寛,小林義典,石井邦雄,鈴木幸子,北川重美
『タクシャの基原植物サジオモダカとその類縁植物の形態について』
日本薬学会第129年会(京都) 日本薬学会 2009.3.27
その他-公開講座
福田達男 『漢方薬と植物 第10回薬用植物シンポジウム-身近にある漢方薬-』
講演と薬用植物園の見学会
北里大学L3号館,薬用植物園(相模原) 2008.5.24
福田達男 『植物が作る薬の話』
高大連携 神奈川県立相模原高等学校「総合的な学習の時間」教養講座
北里大学相模原キャンパス 2008.8.21
福田達男 『漢方薬と民間薬,ケシとその仲間たち』
あじさい(高齢者)大学
あじさい会館講習室(相模原市) 主催:相模原市 2008.11.21,28
福田達男 『ケシ及び大麻の鑑別法について』
平成20年度薬事監視員研修
神奈川県立保健福祉大学実践教育センター(横浜) 主催:神奈川県保険福祉部薬務課 2009.3.30