研究・教育活動

研究活動

薬用植物園の活動紹介

昭和50年4月から薬用植物園運営委員会が発足し、現在まで薬用植物園の実質的運営にあたってきました。現在、園長は教授が兼任し、専任教員の人員構成は平成8年度から准教授1名、助教1名となっています。准教授は相模原キャンパスにおける薬学部1年次生のクラス担任を受け持ち、学生指導にきめ細かく対応しています。また、薬学部1年次生の薬用植物学や生物実習、薬学部5、6年生の卒業研究指導等の教育にあたると共に、教職員や学生への実習・講義、生産に対する相談・栽培指導、一般市民に対する園内見学説明、シンポジウム開催・ホームページ開設等のサービスを積極的に行っています。

薬用植物園の教育・研究活動として、薬学部1年生に薬用植物学の授業の一環として、バイオガーデンにおいて薬用植物観察ツアーを行い実物教育に重点を置いています。また、研究目的としては生薬等の基原植物を継続的に利用することが可能になるよう栽培研究を中心に置き、それに伴う基原植物の生育特性や形態調査、遺伝子解析及び化学成分などによる品質評価を行っています。特に、現在の主なテーマとして生薬の基原植物種子を用いた発芽条件の解明、シマカンギクやジャノヒゲの生薬生産に向けた生育栽培特性の解明、オケラ属植物の遺伝子解析などがあり、いずれも卒業論文のテーマにもなっています。

北里大学薬学部附属薬用植物園紀要

第13号目次

あいさつ 小林義典
Ⅰ. 研究論文

・ゴミシの基原植物であるチョウセンゴミシのフェノロジーについて
 石川寛,山下裕翔,古平栄一,小林義典,福田達男
・テンナンショウの基原植物3種における形態及びフェノロジー(季節的消長)の比較
 古平栄一,前島雄一,石川寛,小林義典,福田達男
・テンナンショウの基原植物3種における葉面積と塊茎の肥大について
 石川寛,大西歩里,古平栄一,小林義典,福田達男

Ⅱ. 植物目録(2019年度版)
Ⅲ. 2018年度および2019年度の業績報告

1. 論文発表
2. 学会発表

Ⅳ. 2018年度および2019年度の事業報告

1. 薬用植物シンポジウム
2. 薬用植物栽培・加工体験講座

植物目録索引

薬用植物園運営委員会

第12号目次

あいさつ 小林義典
Ⅰ. 卒業論文

・生薬薄荷の基原植物であるハッカの生育特性−器官ごとの成長の推移について
 片山愛理、石川寛、福田達男
・テンナンショウの基原とされる3種のArisaema属植物の形態及び葉面積と塊茎の肥大について
 阿部愛実、石川寛、福田達男
・タクシャの基原植物であるサジオモダカの生育特性について
 武田清哉、石川寛、白畑辰弥、福田達男
・ビャクジュツの基原植物オケラの秦野市内の野生集団におけるITS領域の遺伝子型解析
 山本亜優、石川寛、福田達男

Ⅱ. 論文および学会発表(2016・2017年度)

1.論文発表
2.学会発表
3.学会発表要旨

Ⅲ. 平成28年度から29年度の事業報告

1. 薬用植物シンポジウム
2. 薬用植物栽培・加工体験講座

薬用植物園運営委員会

第11号目次

あいさつ 小林義典
Ⅰ. 卒業論文

・ITS領域による中国産朮類生薬の遺伝子型解析
 勝村美奈子
・葉緑体DNAによる中国産天南星のDNA鑑定
 小池直己
・ナガバジャノヒゲとセッコウジャノヒゲに見られる根の膨大部の形態及び重量の違いについて
 長野祐哉
・苦参の基原植物であるクララの根茎に見られる形態の違いについて
 板倉真利香
・タクシャの基源植物であるサジオモダカの成長と葉面積について
 細谷愛佳 三田村純

Ⅱ. 論文および学会発表(2014・2015年度)

1.論文発表
2.学会発表
3.学会発表要旨

Ⅲ. 平成26年度から27年度の事業報告

1. 薬用植物シンポジウム
2. 薬用植物栽培・加工体験講座

薬用植物園運営委員会

第10号目次

あいさつ 小林義典
Ⅰ. 論文

・ビャクジュツの基原植物オケラAtractylodes japonicaのITS領域の特殊性
 石川寛

Ⅱ. 卒業論文

・苦参の基原植物クララの根茎に見られる3型とその数量化について
 大河内優
・白朮の基原植物であるオケラと近縁種との雑種におけるITS領域の遺伝子型について
 尾本香織
・朮類生薬基原植物の種間雑種におけるITS領域の遺伝子型について
 小澤俊貴
・朮類生薬基原植物の葉緑体DNA非コード領域の解析
 大橋晴奈
・天南星の基原植物であるテンナンショウ属植物とその類縁植物の葉緑体DNA非コード領域の解析
 榎本かほり
・五味子の基原植物チョウセンゴミシの開花と結実について
清水聖子

Ⅲ. 論文および学会発表(2012・2013年度)

1.論文発表
2.学会発表
3.学会発表要旨

Ⅳ. 平成22年度から23年度の事業報告

1. 薬用植物シンポジウム
2. 薬用植物栽培・加工体験講座

薬用植物園運営委員会

第9号目次

新たに卒業実習生を迎えて 広野修一
1. 卒業論文

・朮類生薬の基原にされるオケラ属植物の各遺伝子による種間比較について
 工藤輝久
・白朮の基原植物であるオケラAtractylodes japonicaのITS領域における種内変異について
 高田優美子
・蒼朮の基原植物であるAtractylodes lanceaの各遺伝子から見た種内変異について
 星野あずさ

2. 薬用植物園自慢の植物の紹介

・ガラナPaullinia cupanaの開花と結実について
 福田達男

3. 学会発表演題および要旨

学会発表演題(2010・2011年度)
・中国のさく葉標本から得られたオケラAtractylodes属植物の新たな知見
 福田達男ら
・オケラのITS領域に見られる種内変異
 高田優美子,石川寛,福田達男ら
・麦門冬の基原植物ジャノヒゲ(広義)の根茎の形態について
 福田達男ら
・オケラの個体内に見られる複数のITS塩基配列
 高田優美子,石川寛,福田達男ら
・ITS領域による朮類生薬基原植物の系統解析
 石川寛,工藤輝久,高田優美子,星野あずさ,福田達男ら
・天南星の基原植物の形態と生育特性について
 福田達男,石川寛ら
・オケラ属雑種植物のITS領域の塩基配列
 石川寛,尾本香織,福田達男ら

4. 薬用植物シンポジウムの内容から

・中国医学の導入と正倉院薬物
 指田豊
・中国における大黄の調査研究について
 佐々木陽平

5. 平成22年度から23年度の事業報告
1. 薬用植物シンポジウム
2. 薬用植物栽培・加工体験講座

薬用植物園運営委員会

第8号目次

薬用植物園の新たな活動について 石井邦雄
1. 論文

・中国の標本館に所蔵されるオケラAtractylodes属植物のさく葉標本と国内で自生または栽培される
 オケラ属植物から得られた新たな知見について
 福田達男

2. 学会発表演題および要旨

学会発表演題(2008・2009年度)
・日本産および中国産クララの地下茎に見られる生態的2型
 石川寛ほか
・クララの地下茎に見られる2型について
 石川寛ほか
・タクシャの基原植物サジオモダカとその類縁植物の形態について
 福田達男ほか
・オケラ属植物の花生態と交雑試験について
 福田達男ほか
・核遺伝子から見たクララの種内変異
 石川寛ほか

3. 平成19年度から平成21年度の事業報告

 相模原市との連携事業
1. 薬用植物シンポジウム
2. 薬用植物セミナー
3. 薬用植物栽培・加工体験

薬用植物園運営委員会